[2019/01/15]

ENTJとENFJの違い

今回はENTJとENFJの違いについて考えていきたい。 絶対数は少ないものの、 前に出るタイプなので数の割には案外見かけるタイプではないだろうか。 今回の組合せは前回のESTJ-ESFJの組合せと比べれば、 その違いが明確な方なので見分けることはそこまで難しくはないと思われる。

THE・中心人物

ENTJとENFJは共に、 主機能に外向判断機能を持ちながらNiを補助機能に持つ。 管理力と自律性が組み合わさることで両タイプを生粋のリーダーに仕立て上げている。
 冒頭でも述べたが、 ESTJ-ESFJに比べるとENTJ-ENFJの違いは非常に明確であるといっていいだろう。 後述するが、 これは補助機能Niの自律性に大きく影響を受けている。

結果至上主義のENTJ

ENTJは主機能を共通するESTJのようにSiを持っていない。 なので優等生・模範生的な部分はほとんど見られず、 その分だけ結果に対するこだわりを非常に強く持っている。 Siによるプロセスへの配慮が無いので、 冷徹ともいえる程合理的な手法でゴールを目指す。 結果を追い求める過程でモラルに反する行為に至ることもままある。 良く言えば大胆でストイックなタイプと言える。
 また、 補助機能のNiが上手く働くことで、 優れた戦略性を有する野心的なリーダーとして統率力を発揮する。 Niを優勢機能に持つタイプは何事においても自分発信であり、 ENTJの場合それが強烈なリーダーシップとして表現される。 なので、 誰かに従うということはめったに無く、 はっきり言って自分がリーダー以外になることなど考えてもいないといったタイプであろう。

理想主義的なENFJ

主機能FeをNiが補助するENFJは、 人のつながりと可能性を重視する理想主義的リーダーであるといえる。 常に人の情緒的な側面を考慮に入れているため非常にコミュニケーションが上手い。 しかもNiによって相手の動機の深い部分にもよく気づくため、 しばしば周囲の人間から理想的なリーダーとして慕われる。 ときに無情とも言えるほど冷徹で合理的なENTJとは異なり、 ENFJは人のプロセスをよく評価する優しく情熱的なリーダーとしての側面を持っている。 このあたりの特徴がENTJと最も異なっている部分といえる。

プロセスと結果

ENTJとENFJはその目的意識とプロセス面に両者の違いが集約されているといってもいいだろう。 つまり、 ENTJの方がより明確な目的意識と合理的なプロセスを好み、 ENFJはより抽象的なアプローチを好むといった違いが見られる。 ENTJにとっては目的を果たすことが最優先事項であり、 そのためにはなりふり構わないといった態度を取る。 経営者であればコストカットのための大量リストラといった類のことに対しても躊躇しないタイプである。
 対してENFJは感情機能が主機能であるため、 物事に合理的に対処することを苦手としており、 目的の遂行力という点ではENTJに大きく譲ることになる。 情緒的なサポートを得意とするENFJは、 人と距離を置いた合理的な判断が求められることの多い事業家というよりも、 熱心に教え子を支え励ます教師といった趣が強いといえる。


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