[2019/01/03]
ENFPとINFPの違い
今回はENFPとINFPの違いについて考えていこうと思う。 抽象的な特徴を持つNF型にも関わらず､ 意外にもこの2タイプの判別に困ることは比較的少ないのではないだろうか。
ENFPとINFPの共通点
・想像力が豊か
・理想主義
物事の根本や可能性を重視するNeと個人の価値観や感性に従って物事を判断するFiが2タイプの優勢機能となる。
NeにしろFiにしろ常識やしがらみに囚われない機能ともいえるため､
この2機能を優勢機能に持っているENFPとINFPは共に豊かな想像力の持ち主といえる。
他には理想主義的な考え方も共通している。
まあこれについてはNF型全般の共通項ともいえるだろう。
ENFPとINFPの違い
ENFPとINFPの主な違いは社会性と活動量にあるといえる。
このような両者の違いはESFPとISFPの違いと似ている部分がある。
なぜならFiの優先度の違いがそのままENFPとINFPの違いに影響しているからである。
まず､
Fiが主機能かつTeが劣等機能であるINFPは社会性という点で不利な面がある。
加えて補助機能がNeであるので､
自身の個人的価値観を元に(Fi)抽象的に世界を捉えている(Ne)。
つまり､
補助機能としてのNeがINFPの実社会への適合をさらに遠ざけるように作用している。
このように､
想像力に恵まれる一方でINFPは単体として社会性の面で不利な要素を抱えているといえる。
対するENFPの場合､
主機能にNeがあるので行動の源が好奇心であったり､
人や物事に対して良くも悪くも開放的な態度を取る。
そうやってかき集めた情報に対して自分の感性で価値付けを行うような流れになる。
なので理想主義で夢見がちな側面があるもののとりわけ社会性に不利な要素はあまり見られない。
加えて代替機能にTeがあるため人によっては意外にも地に足のついた部分も見られる。
他には､
単純な活動量の差としてその違いが表れやすいといえる。
無論ENFPの方がより活動的に動き回るタイプである。
これは､
考える前に行動するE型と行動する前に考えるI型の性質の違いといってもいいだろう。
強いて言えば､
補助機能Fiにより本来好き嫌いが激しいにも関わらず､
主機能Neによって様々な人や物事に触れるモチベーションが上回っているため上記のような差が生じていると思われる。