[2019/05/23]

ENTPのあだ名

討論者

第1のポイントは主機能Neである。 Neは物事の抽象的・観念的な側面に焦点を当てており、 あらゆる可能性や選択肢を重視する。 この性向が議論を活性化させる働きを持つこと、 また議論それ自体を好むことに関係している。
 第2にT型であることも重要で、 T型は問題解決がモチベーションになりやすく、 とりわけNeを使うENTPの場合は議論等にそのエネルギーが向けられやすくなる。
 Tiであることもポイントである。 実用性や機能性を重視するTeと比較して、 Tiは思考の深さや正確性を重視するが故にとめどなく思考し続けるような側面を持つ。 この性質が際限なく可能性を求めるNeと組み合わさることで、 議論に対する旺盛なモチベーションと精神力を有しているのがENTPである。 思考そのものにエネルギーが注がれるINTP(Ti主機能)や、 結論ありきのINTJ(Ni主機能)とは異なり、 議論自体を楽しむという点においてENTPの異質さと議論に対するモチベーションが際立っている。
 他には、 TiとFeをそれぞれ補助機能と代替機能に持っていることにも注目したい。 言わば自身の見解と世間の声との相違を楽しむことであったり、 議論の果てにコンセンサスを得ることを期待している一面も持っている。

悪魔の代弁者

悪魔の代弁者とは、 ディベートなどで多数派に対してあえて批判や反論をする人や役割のことを言う。
 Neは対象の本質を捉えることを得意とし、 それによってあらゆる可能性を見出す機能である。 情報に対して最も開放的な機能でもあり、 その開放性がすなわち議論等における定説や膠着状態(Si)を打破する働きを持つ。
 また、 同調圧力など意見に対する閉鎖性を持つものにとらわれず、 自身の意見や見解を述べるという点においてTiが作用する。 TiとNeが組み合わさることで論理の前に人は平等であるという価値観が生じる。 この価値観こそENTPを悪魔の代弁者足らしめる最も重要なファクターとなる。
 ちなみに、 同じ優勢機能を持つINTPも上記のような価値観の持ち主であるが、 このタイプの場合は議論などいわゆる他者との交流よりも、 思考それ自体にエネルギーを注ぐという点でENTPとの相違が見られる。

インベンター/発明家

このあだ名に関しては特にTiがポイントととなっている。 主機能にNeがあることによって新奇性に価値を置くこともそうだが、 補助機能Tiによって独自のプロセスを経て実験を行うという点において発明家というあだ名がふさわしいと思われる。
 狭義における発明家が個人で発明を行う者を指すため、 組織に身を置きながら発明を志す者はどちらかといえば研究者というあだ名の方が適当かもしれない。 とはいえいずれの表現も誤りではないが。


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