[2018/00/00]
百鬼夜行シリーズ [INTJ]
京極夏彦の代表シリーズの一つである百鬼夜行シリーズを読み解いていこう。まずNiから。 このシリーズの作品はそれぞれの登場人物の行動が一本の線で繋がっている傾向が強い。 まあ推理小説ということもあるだろうがそれにしても各々の行動の裏になんらかの深い動機があり、
このあたりが実にNiらしい部分だと感じる。 また主人公の中禅寺秋彦は事件や犯人について確信を得ない限り腰を上げない人であり、
この部分でJ型特に知覚優先のIJ型の特徴を視ることができる。
続くTeについて、 このシリーズでは霊的・宗教的な事件やサイコチックな犯人をしばしば扱っている。 当然それを主人公の中禅寺が解決に
導くわけだが、 その過程で彼が重んじているのは科学的根拠や文献等の具体的なソースである。 ここからTeだと判断。
Fiについてはシリーズに登場するキャラ、 特に犯人が他人に理解され難い自己世界の持ち主であるというところから感じ取った。 その理解され難さというのは小説の何十ページ(時には100ページ以上)をも使って解説しなければならない程であり、 他の機能を差しおいてFiだと判断した。
より正確に言えばFi単独ではなく(Ni+Fi)のなせる業だと思われる。
最後にSeが劣等な部分はシリーズを通して霊的・宗教的な事件、 つまり抽象的且つ概念的な題材を扱ってることがそうだと言いたい所だけどさすがにそれだけだと弱い気もする。 だから犯人や重要人物を思い返してみたら確かにSe劣等を思わせる要素を持っていた。 例えば性的コンプレックスを抱えていたり、 人の顔の識別が出来なかったり、 特定の臭いに反応してある行動を起こすなど五感周りに特異な面を持つ人物が多い。
余談だが京極氏自身について(本人エピソードが余談とはこれ如何に)子供時代から僧侶に憧れていたらしく、 INTJだとすればしっくりくるエピソードに思われる。