[2019/09/08]

江戸川コナン (工藤新一) & 服部平次

名探偵コナンの江戸川コナンと服部平次のタイプについて考えていきたい。



江戸川コナン (工藤新一)  [ENTP]

向性(E/I) と 態度(J/P)

向性について、 ポイントは行動や関心が、 推理パートと日常その他において差が明確に存在するかどうかという点だ。 コナンは主人公なので当然と言えばそうだが、 事件に対して積極的な姿勢で臨んでいる。
 この場合I型であれば、 普段は無口で引っ込み思案であったり、 周囲の出来事に対する反応が薄かったりする。 しかしコナンにはそういった傾向は見られない。 むしろ事件に関係のない(なさそうな)パートであっても、 比較的積極的に物事に関わる傾向が見られる。
 自分の関心領域が比較的はっきりと分けられているというよりも、 人であれ物事であれ分け隔てなく関わろうとするタイプであり、 そのあたりからE型が濃厚かと判断した。
 態度について、 E型であることが分かっているので、 J/P軸によって主機能に知覚と判断のどちらを用いるかという議論になる。
 結論としてはP型であるわけだが、 判断根拠は消去法、 即ちTe/Feが見えないというのが決定打になった。
 価値基準を客体に求め、 物事を速やかに判断してしまうというよりも、 ある程度の余地や自由さを残すタイプに見える。 要は即断よりも臨機応変という言葉の方がしっくりくるタイプである。
 P型らしい側面としては、 黒の組織に対する関わり方が挙げられる。
 例えば明確な手がかりがない状況であっても、 チャンスと見るやジンをはじめ組織の人間に近づこうとするなど、 このあたりの良く言えばフットワークの軽さ、 悪く言えば衝動的で計画性の無さにおいて端的にP型の性向が見て取れる。

知覚(S/N) と 判断(T/F)

知覚について、 推理パート以外における部分からN型であると判断した。
 普段から理詰めで物事を考える癖があり、 対象の抽象的な領域までカバーするN型の資質が読み取れる。 最もこの場合T型の気質にも由来しており、 判断機能についてはT型ということになる。
 向性と態度も含め、 主人公なだけあってか、 タイプの特徴がわかりやすい形で表れている。 前項でも述べたように、 可能性に引っ張られるような形で大胆な行動を取ることがままあり、 このあたりはN型の資質が端的に表現されていると考えられる。
 T型の資質については先述したような理屈っぽさは勿論のこと、 好き嫌いなどの感情によって決断する場面はあまり見られない、 即ちF型を思わせる描写は乏しく、 消去法的にもT型であるという結論が妥当だろう。

~ まとめ ~

しばしば灰原から忠告を受けている、 自身の身の危険を顧みない部分からは、 直観主機能における現実感の乏しさや、 足元が不安定になりやすい側面が見て取れる。
 何よりも動くことが最重要事項で、 その後に思案するESTP的な行動パターンというより、 やや漠然とはしているものの、 その先にあるであろう手掛りや可能性に突き動かされる形で大胆な行動に出る傾向にあり、 その点からもENTPが妥当な線だと思われる。
 補助機能のTiについてはとりわけ異論はないだろう。 先述したように推理以外の場面においても理詰めな部分が散見されており、 思考型が明快といえる。
 ほか代替機能についても、 公平なジャッジより平等なコミュニケーションを取る傾向が見られ、 TeよりもFeが適当だろう。




服部平次 [ESTP]

向性(E/I) と 態度(J/P)

向性について、 E型が明快なタイプであろう。 相手が誰であれ気さくに接する、 状況に即応する、 強い競争心などE型を思わせる特徴が容易に挙がってくる。
 逆に独自の認識・判断や自分のペース等を重視するI型的な側面はあまり見られない。 従って向性についてはE型で問題ないだろう。
 平次については態度の判別にやや難しい所があるといえる。 E型であるためJ/P軸に関わらず外向機能が主機能となる。
 まずSeかNeかについてだが、 平次はコナンのように推理パート以外で理詰めで思案する所は見られず、 むしろ明快で活発な部分が目立つ。 なので上記2機能ならばまずはSeの方に軍配が上がる。
 続いてTeかFeについてだが、 こちらについてはTeに軍配が上がるだろう。 対決的で白黒をつけたがる、 そのために先走りがちな言動が目立つ。 これはFeよりもTe的な行動パターンにより近いといえる。
 Feも外向機能である以上、 競争などをモチベーションに据えることはあるだろうが、 それと同じぐらいかそれ以上に和を乱すような振る舞いを控える傾向にもある。 気さくで社交的な面などはFe的にも思えるが、 このあたりはE型全般に見られる特徴であり、 やはり決定打に欠けると言わざるを得ない。
 ということでSeとTeにまで絞ることが出来た。 結論から言えばSeなわけだが、 決定打という程の根拠にはやや欠けている。 それ程微妙というかニュアンス的な要素に依る所が大きい。
 決め手としては、 行動方針や動機付けにおいて違いを感じられるという点だ。 客体由来の判断によって速やかに方針を据え、 それを補強するように情報を当たるというよりも、 貪欲に情報を求め、 判断は後回しにする趣の方が強い。
 時に行き過ぎることもある平次の行動力は、 性急な判断ではなく、 手掛かりに対する嗅覚というか意識に由来しているように考えられる。
 行動の性急さという点で両機能は似通ってはいるが、 当然ながらTeの方が判断的且つ意識的であり、 Seの方は先述したように思案しない。 あくまでも目についたり思いついたものをシンプルに追いかける色合いがある。
 とにかく「見てみる、 動いてみる」といった意識があり、 即ち知覚主機能のそれである。 従ってP型という結論に落ち着いた。

知覚(S/N) と 判断(T/F)

前項の態度と比べ、 知覚と判断に関してはかなり判断しやすいと思われる。
 知覚については前項で既にS型であると結論付けられている。 一応理由をまとめるなら、 推理以外の場面において、 物事の抽象的な領域まで意識が及ぶタイプではないということである。
 アイデアで遊んで思案するより、 サバサバと活動する方が性に合っているというS型然としたタイプ、 とりわけSe優位のタイプといえる。
 判断に関しても、 競争的で白黒を付けたがるなどT型が明快なタイプである。 短気な面をもってむしろ感情型であるとする見方もあるかもしれないが、 上記のようなT型の気質が導いた結果であると考える方が妥当であると考える。

~ まとめ ~

判定を終えたところで改めて考えてみると、 やはりSeが明快なキャラクターに思われる。
 非常に活発且つ機敏でありながらも、 動機付けに判断的・意識的な色合いは薄い。 明確な基準やテンプレートに基づいた判断を好む、 言わば規則的で整然としたタイプではない。
 それよりもいかに状況に即した行動を取るか、 いわゆる対応力・瞬発力に長けたSeの主張が強い。
 逆に補助機能のTiに関しては、 内向機能ということもあってかそれ程明快に表現されてはいない。
 むしろ感情機能において、 自分の中の譲れない価値基準に従うよりも、 周囲の温度に適当に合わせる方で、 FiよりもFe、 即ちTi-Feのラインといった所だろうか。
 周囲から浮き上がるというか、 先走りがちな単独行動を取りやすい面などは、 FiというよりTi的な気質のなせる業といえるか。


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