[2018/12/15-2020-01/19]
島田紳助 [ENTJ]
-目次-
向性/E型かI型か
彼におけるE型としての特徴として、動機付けが外側にあるように見受けられる点を挙げたい。
司会・ヘキサゴンやM-1等プロデュース・財テクなど積極的に活動を行っていた。
ポイントとして、自身が中心となって上記の物事を進めていたことと、外界の状況に基づいていることの2点が挙げられる。
1点目は文字通りの意味であり、周囲に対し自分の方から積極的に働きかけるというE形の特徴が見て取れる。
2点目に関して、例えばM-1グランプリにおける「芸人を辞めるきっかけを与える」という彼の掲げた目標設定がそうだろう。
つまり自分独自の価値観を貫くことなどよりも、他者にどう影響を及ぼすかという点に重きが置かれている。
知覚/S型かN型か
彼のN型的な性向が窺える部分といえばプロデュース好きな面などが挙げられるだろうか。
司会者としての彼の言動から窺えるのはそういった部分で、N型の性向が明快なのはむしろ彼の戦略的な思考にある。
例えばタレントとしての自分の将来や方向性について、若手の時代からある程度想定していたという。
それも年単位の計画を立てていたという点でN型が妥当な線といえる。
今や過去を起点として積み上げていくS型というよりも、ゴールから逆算するように現実と向き合うN型的な性向が明快といえよう。
判断/T型かF型か
巷では彼をF型であるとする見立てが散見されている。
恐らく彼の涙もろい一面や、いわゆる「良い話」を好む面をもってF型であるとしているのかもしれない。
しかしながら、彼の持つ戦略的且つ理論的な性向は明らかにT型のそれである。
逆に自分や他者の価値観に由来するF型的な意思決定の趣は見受けられない。
実際、芸に対する考え方を始め、副業等のビジネスにおいて徹底したロジックを有している。
涙もろさ等は恐らく彼の生まれ持った気性の一つであると思われる。
やはり彼の意思決定全般において、理屈っぽく客観性に重きを置いていることは明白であり、即ちT型が妥当といえる。
態度/J型かP型か
司会者という立場もあるが、管理的且つ計画的な性質が前面に出ており、比較的明快なJ型の人物といえる。
J型を思わせるエピソードとしてビデオレンタルの話を例として挙げたい。
ビデオをレンタルした場合、返却することや返却日が頭をよぎり、落ち着いて作品を楽しめないという内容だ。
楽しむことよりもすべきことが意識に上がりやすいというJ型の気質が端的な形で表れた例ではないだろうか。
主機能Te-補助機能Ni
もずもって判断主機能が明快な人物であると思われる。
何事も自身の思い通りにコントロールしたいという性向が見受けられ、それもロジカルに秩序立てて考えることを好むし得意としている。
この段階で思考メインのタイプであることがわかる。
内省的でマイペースというより、積極的且つ活動的というE型が明快な人物でもあるため、その時点でTe主機能。
あとは先述した通り、戦略的で未来志向の計画型という点からNiが補助機能ということになる。
知覚軸の項目の補足として、彼が若手時代から10年以上先の未来を見通していたというエピソードを挙げておきたい。
それ程何年も先を見通すということであればNeよりもNiの方が妥当といえる。
客観的な視座から可能性を知覚する、即ち横に拡がるNeよりも、特定の領域・物事に対する深淵な理解によって、未来を収束させていくNi的なエピソードといえる。
代替機能Se
あまり特筆するところがないというのが正直な所。
強いて、物質的な豊かさやステータス意識の強さ等はTe-Seのラインを臭わせなくもないが。
いずれにしろ決定打には欠ける。
むしろNe的な奔放な視座には欠けている人物であるように見受けられるため、消去法でSeの方が妥当な線か。
劣等機能Fi
感動話を好む割に、結局はロジカルな判断に強い信頼を置いている点などは劣等Fi的かもしれない。
ほか、人の好き嫌いが明確な傾向が見受けられるためFeよりもFiが妥当な線といった所だろうか。
まとめ
島田紳助の判定については知覚軸と判断軸がポイントとなるだろう。
特にありがちなのは判断軸に関して、彼が感動話などを好むことからF型であると判定してしまうケースである。
知覚軸に関しては誤認するというより、番組上の彼の言動において、その気質や性向を思わせるエピソードに乏しいという点が留意すべきところだろうか。
逆に向性と態度に関しては、管理的且つ積極的といった風に比較的明快なEJ型の人物といえる。