[2018/08/05-2020/01/19]
明石家さんま [ESFP]
-目次-
向性/E型かI型か
声の大きさ、レスポンスの速さ、オン/オフを問わない社交的なエピソードの数々など、E型のステレオタイプのような人物であると思われる。
逆に言えば、内省的で行動よりも思案することに重きを置くI型の要素はほとんど見受けられない。
先述したエピソードの中でも、とりわけオン/オフを問わない社交性については、彼本来に備わっている外向的な気質を示唆している。
知覚/S型かN型か
シンプルで万人にウケやすい一方、比喩表現や理屈っぽさとは縁遠い芸風からは端的にS型の資質を見て取ることができる。
芸風以外の面においても、保守的且つ現実的な感覚の持ち主であることが窺え、やはりS型が妥当な線だと思われる。
判断/T型かF型か
F型が明確というよりは、T型が遠いといった所だろうか。
理屈や論理における矛盾点や不条理さなどを織り交ぜたり、批評的ないわゆる毒舌芸の類、即ちT型的な笑いとは異なるのが彼の笑いのスタンスであると思われる。
そういった小難しさや攻撃性を含むものではなく、お気に入りのパターンや後輩芸人を重視する傾向が見受けられる。
つまり物事に理屈付けをしない、価値観に対する素直さはT型よりもF型の資質を思わせる。
態度/J型かP型か
向性と同様、P型が明快な人物である。
例えば司会進行の際にテーマから脱線してみたり、話題を頻繁に変える部分などが好例として挙げられる。
話題を変えがちな面はP型の持つ情報に対する開放的な態度に起因している部分もあるだろう。
逆に計画的・体系的な側面は見受けられず、J型を思わせる要素にも欠けている。
主機能Se-補助機能Fi
スポーツを好んだり、常に流行を意識している部分はSe優位が明快と思われる。
実際に得意であるかどうかはともかく、そういった物事に重きを置いているか否かがポイントとなる。
まあ彼の場合、学生時代にサッカー部で活躍していたり、番組等でも運動神経の良さを垣間見ることは出来るが。
Fiらしさについては、自身の好き嫌いや感性に素直な傾向がそうだろうか。
微妙な部分であるため、明快な決定打には欠けるかもしれないが。
敢えて言うならTiらしさが見受けられないことを根拠の一つとして挙げたい。
人や物事から距離を置き、分析・検討するといった部分はあまり見受けられないからだ。
一瞬一瞬を好きな笑いで楽しみたいという快楽平和主義的な性向は実にSe-Fi的と言えるか。
代替機能Te
という訳で代替機能はTeとなる訳だが、番組上の様子からそれらしい部分はあまり見受けられない。
強いて、後輩芸人等の不祥事の際に行う彼のコメントにはFi-Teらしい趣を見ることができる。
大抵の場合、後輩に対する個人的な思いと客観的なスタンスを織り交ぜながらのコメントが多く見受けられる。
公と私が明快に出やすい面はFi-Teのラインを思わせる。
まあ心理機能に関わらず、大人として当然の振る舞いと言えばそれまでかもしれないが。
それでもTi-Feラインの芸能人に見られる内輪の事情を用いる、擁護とも取れる対応は散見されない。
無論Ti-Feラインの人物の多くがそういった対応をする訳でもないが。
「自分は(後輩芸人等を)可愛がっているが(Fi)、法律など社会的には許されることではない(Te)」というある種のシンプルな判断プロセスからFi-Teのラインを見て取ることが出来た。
劣等機能Ni
抽象的・概念的な理解や表現を好まないし、そういった物事を避けているようにも見受けられる。
また理想やビジョンを抱き、それを実現させるためにある程度の期間を費やすといった人物にも見えない。
何らかの実験的或いは壮大な企画やプロジェクトを立ち上げるタイプではないだろう。
それよりも目の前の仕事にエネルギーを費やす方を選んでいるように思われる。
余談だが、Se-Niのラインが垣間見えたシーンとして、山里亮太の結婚と吉本芸人による闇営業問題にまつわるネタを挙げたい。
内容としては、山里が闇営業を行っていたら良かったのにというボケであった。
つまり、トレンド(Se)を踏まえつつ、吉本芸人の大事件という共通項(Ni)を掛け合わせた部分にSe-Niのラインを見た。
まとめ
指標と心理機能を1つ1つ考察していったが、正直な所彼の持つイメージの段階で既にESP型の2タイプのいずれかという所まで絞ることが出来たし、同様に考えている人は多いのではないだろうか。
そのため今回の争点はT型かF型という点に傾いていたといっていい。
まあ判断軸(T/F)についても比較的容易に判別することが出来たが。
長きにわたってTVの最前線で活動していることもあって、情報量が多く性向を認識しやすいという面は大きかった。