[2018/12/16]
落合陽一 [ENTP]
今回は気質の観点から見ていこうと思う。
彼の持つ理論的思考・イノベーティブかつクリエイティブな姿勢などから分かりやすくNT型気質を感じるだろう。
続くJ/P軸についても、
体系的・計画的な実行力というよりも散発的でランダムなエネルギーの発散という実にP型らしい特徴が前面に出ている。
ここまでは特に異論はないだろう。
問題は残るE/I軸についてじゃないだろうか。
もし彼をI型だとする仮説を立てるなら例えば一見人間関係に無頓着そうなイメージや彼の持つ独特な雰囲気がその根拠になるのかもしれない。
しかしながらそれを踏まえた上でも彼はE型であると結論付けた。
まず彼の多動性に注目したい。
基本的に3時間しか睡眠を取らず、
ここ数年では様々なジャンルのメディアに顔を出している。
この過活動とも言える行動力はE型の外向性が端的に出ているように思われる。
出演するメディアの幅広さという部分からは特にNeの色が強く出ているようにも思える。
また細かい部分で言えば、
彼はロジックに強いもののそれを一番にしているようには見えず、
むしろ行動することを最も重要視している人だと見ている。
ここからすなわちTi的な腰を据えた冷静さよりもNeの散発的な好奇心に引っ張られて行動する方が優先されていると解釈した。
2つ目の理由としては代替Feが見えるという点だ。
正確に言えば彼の行動を俯瞰的な視点で見た時に代替Feを上手く利用していることが窺えたということなのだが。
これはどういうことかというと彼の支持層に関係する。
彼を支持している主な層として例えば起業家や意識の高いIT界隈の若者がそうであろう。
彼に対してたまに見られる意見として「話の内容や言葉が世間一般の人々を置き去りにしている」というものがある。
これについて筆者個人の見解を述べさせてもらうなら、
彼はそもそも意識的に自分のメッセージをよく理解できる層に向けて話ていると思われる。
すなわち彼は彼を取り巻くネットワークを意図的に構築しているとも言え(Fe)、
そうすることで世にイノベーションを起こす(Ne)という彼本来の大きなモチベーションの一つを実現しようとしているのではないかと考える。
このあたりからその行動が個人内で完結する(Ti-Ne-Si)傾向にあるINTPと世間や他人に影響を及ぼすことを重視する(Ne-Ti-Fe)ENTPとの違いを見ることができるだろう。