[2019/02/26]
西野カナ [ESFP]
フレーズがシンプルで万人に理解しやすく､
比喩表現を使用しない点からSe優勢であると判断。
楽曲の主題について､
今この瞬間に会いたいという思いを表現してあることが読み取れるためSeが主機能であるとした。
加えて､
自身の思いが主軸にあり､
Feのように特に周囲の思惑や世間の評判等を考慮に入れるわけもないことから補助機能をFiと判断。
また､
現実に対する想像･願望という風に､
明確な点と点による表現方法が随所に見られることから(Se-Ni)の線が見て取れる。
これは物事が線分上から派生していくようなイメージの(Si-Ne)とは異なる性質である。
「会いたくて 会いたくて 震える」
[解説]
「会いたくて 会いたくて (Fi) 震える (Se)」
曲を聞いたことがない人でも知っているであろう有名なフレーズ。
この曲のテイストを端的に表しているかのようなフレーズともいえる。
「会いたいって願っても会えない」
[解説]
「会いたいって願っても (Fi) 会えない (Se)」
この楽曲が現在に焦点が当てられていることを示唆する歌詞。
「もう一度聞かせて嘘でも あの日のように“好きだよ”って…」
[解説]
「もう一度聞かせて嘘でも (Ni) あの日のように“好きだよ”って… (Se-Fi)」
「今日は記念日 本当だったら 二人過ごしていたかな きっと君は全部忘れて あの子と笑いあってるの？」
[解説]
「今日は記念日 本当だったら 二人過ごしていたかな (Se-Ni) きっと君は全部忘れて あの子と笑いあってるの？ (Fi-Ni)」
記念日という事実(Se)から在るべき現実(Ni)が導かれる。
元恋人が自身の思い(Fi)とは対照的な心持ちであることと､
事実(Se=記念日､他の相手)から在るはずだった現実をスライドさせる(Ni)。
「Baby I know 君はもう私のものじゃないことくらい でもどうしても君じゃなきゃダメだから You are the one」
[解説]
「Baby I know 君はもう私のものじゃないことくらい (Te) でもどうしても君じゃなきゃダメだから You are the one (Fi)」
やはり､代替機能よりも補助機能(=優勢機能)の方が優先されるということが端的に表れているフレーズ。
この楽曲に関しては優勢機能が前面に出ており､
代替機能は比較的控えめに表現されている。
代替機能なので当たり前と言えば当たり前かもしれないが。
「「幸せになってね」と 君の前じゃ大人ぶって そんなこと心の中じゃ 絶対に思わない」
[解説]
「「幸せになってね」と 君の前じゃ大人ぶって (Te) そんなこと心の中じゃ 絶対に思わない (Fi)」
代替機能の使い方の典型例とでもいうべき表現方法である。
前項と同様､
補助機能が優先されることを示唆している。
「誰より君の全てを知ってるのに (Fi) でもどうしてもあの子じゃなきゃダメなの？ (Te)」
[解説]
誰よりも強く想っていること(Fi)以上に納得のいく理屈(Te)があるというのかといった疑問。
純粋さと同時に主観性･一方向性の強さを有するFiらしい理屈といえる。
ちなみにFeの場合周囲を含めた人間関係などの要素があり､
こちらはこちらで複雑な部分を有する。